平成27年9月23日(水祝)に国立大劇場で催されました、東京新聞社主催 第51回推薦名流舞踊大会にて、長唄「風流陣」の風の神役を踊らせて頂きました。
長唄「風流陣」
梅 若柳 慧子
桃 若柳 美香康
桜 若柳 薫子
風の神 若柳 吉央
前日に若柳里次朗さん主催の吉蝶会で「土佐絵」の不破を踊っておりましたので、連日国立大劇場で大役を踊れる事は本当に幸せでした。
またこの会に出るにあたり、快く共演して頂きました花の精のお三方のご協力がとても有り難かったです。
若柳忠佐先生の奥様で流儀の研修同期、梅の若柳慧子さん。研修同期で、同年代で仲良くさせて頂いておりハネムーンの日程まで変更して下さった桜の若柳美香康さん。東京藝術大学を卒業してから舞踊界の第一線で踊られている、桃の若柳薫子さん。
どんなに風流陣を踊りたくても、しっかりした花の精が3人居なくては舞台にならない為、流儀の中でも実力が高いお三方にご協力を賜りまして本当に心強かったです。稽古も長時間お付き合い頂き、真にありがとうございました。また、色々とご協力を頂きました東京新聞社関係各位様、最後まで打ち合わせをさせて頂きました地方様にも御礼申し上げます。
舞台を終えてから、仲良くさせて頂いている顔師さんがせっかくだからと羽二重を用意して下さり、押し隈を久しぶりにとりました。青い隈取の踊りは少ないので、良い記念になりました。ただ、最後の眉や角の上の方はカツラを被ってから急いで足したので、ちょっと雑になってしまったのがもったいなかったなぁ…。でもこれが私の化粧の実力。一ヶ月ほど干して、額に入れておこうと思います。