小学2年生の長男が、夏休みの自由研究で
何を思ったのか隈取について発表するみたいです。
それならば、今稽古している雨の五郎の隈取を
実際にやってあげたらいいと母親も言い出し…。
本当は下手でも自分でやればいいのですが、
さすがに化粧道具を貸すのも怖いので
私が化粧をしてやりました。
とりあえず最低限の化粧道具です。
五郎なので半羽二重を被せて鬢付油と白粉を塗り、
赤を入れて指でボカシます。
あとは口を割ってから眉をひいて終わりです。
せめて浴衣くらい着ればいいのに(笑)
五郎は「むきみ」という隈取で、
舞踊家にとっては一番書くことの多い隈取です。
自分の顔ならさっさと書けると思いますが、
子供の顔は餅やおまんじゅうみたいに柔らかく、
目の周りになると痛いだのなんだの言って抵抗するので
なんか収まりが悪くて変…。
まぁ、自由研究っていうくらいだから
何を研究してもいいんでしょうけど
さすがにこの写真だけを出すのだったら止めようと思います。
自分でも何かを調べるとか観察するとかしないと駄目でしょう。